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訪問看護の褥瘡について

 高齢者数の増加や慢性疾患患者の長期療養化が進んでおり、その結果、在宅で褥瘡が発生するリスクが増加しています。褥瘡が発生すると、創部のケア、感染予防、全身状態の管理などが必要となり、ケアの負担や介護者の負担も増大します。褥瘡の予防や、発生した場合の適切な看護ケアを提供する必要があります。


 褥瘡とは、寝たきりや身体に障害があり上手く体を動かせないなど、体の特定の部位が長時間圧迫されたことで、その部位の血流がなくなった結果、組織が損傷されることです。発生しやすい方としては、長時間寝たきりを余儀なくされる方、糖尿病などの神経障害があって、痛みやしびれを感じない方、脳血管障害や脊髄疾患等で運動障害のある方、栄養状態が悪い方、高齢で皮膚が弱くなっている方が挙げられます。褥瘡のできやすさはブレーデンスケールで予測します。


褥瘡の予防

 在宅では、皮膚を観察することが多い家族やヘルパーなどが褥瘡や前兆を発見することが多いです。そこで、皮膚の観察方法や発赤の見分け方などを指導する必要があります。発赤こそが皮膚の状態チェックのポイントになります。

 ケアプランに褥瘡予防の手立てを組み込んでもらいます。褥瘡予防のためには、適切な体圧分散用具の選択と使用が不可欠です。在宅で使えるマットレスなどの福祉機器を貸与する制度も利用できます。そのため、ケアマネジャーとの綿密な打ち合わせが必要になります。  


褥瘡の発生後

 褥瘡が発生してしまったら、主治医に相談し、多職種連携のもとにケア体制を敷きます。創部のケアだけでなく、圧迫・ずれの除去、皮膚の清潔、栄養などの生活環境を整えることが必要です。在宅では、高価なエアマットレスやドレッシング材などの医療機器はなかなか使えないことが多いでしょう。在宅で使用できる福祉機器や、社会・人的資源を有効に使えるような調整が必要です。ご活用者様やご家族、ヘルパーが行える褥瘡管理の体制をつくるための指導が大切です。指導内容としては圧迫の除去、栄養摂取、スキンケア、排泄ケアなどがあります。発生後にDESIGN-Rで評価します。


 下記のように、弊社では毎年7月に「褥瘡対策の実施状況」を報告しております。都内全域のLEを活用されている方々の数字です。総数からみるとかなり少ない数です。


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