LEシンポジウム 2025
- leloveile
- 3 日前
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2025年2月7日、毎年恒例のLEシンポジウムが渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールにて開催されました!
LEシンポジウムとは豪華ゲストをお招きし、弊社の代表多江と討論を行うイベントのことです。
さくらホールに各店舗のスタッフが集まりました!

名古屋など遠い店舗はZOOMにて参加しました!

今回のテーマは「ケアマネージャーの不足問題が浮上する中で、今後の訪問看護業界の変化と私達ができること」でした。
昨年は、医療・介護保険同時改訂という6年に一度の大きな変化があり、医療・介護業界の変革が起こった年でした。そのため、訪問看護だけでなくケアマネジャーの方々にも様々な変化が生じたと思います。今後の訪問看護の方向性について、弊社の代表多江をはじめとした登壇者5名の方々で意見が繰り広げられました。
お招きしたのは、株式会社いちから 訪問看護ステーション みそら 取締役 NPO法人ふらっとコミュニティ理事長 山根俊恵様
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンシニアマネージャー 湯原 淳平様
特定非営利活動法人 精神医療サポートセンター代理理事 田邊友也様
ニッセイ基礎研究所 保険研究部 上席研究員 ヘルスケアリサーチセンター・ジェロントロジー推進室兼任 三原 岳様
そして弊社の代表 多江和晃でした。


現在ケアマネジャーが減少している状況であり、今後のケアマネジャーの必要性やケアマネジャーと訪問看護、それぞれの専門職のあり方について議論されました。
現在ケアマネジャーの受験要件が増え、なかなかケアマネジャーへの道はせまい状況です。その上給料も下がっておりケアマネジャーは今後機能していくのか?という疑問が浮かびました。
そこでのゲストの方の意見として、訪問看護はご活用者様だけをみるわけではなく家族看護も行なっていく。そのため家族が精神疾患をかかえていたり、身体的に障害があったりする場合など家族も含めた看護やサービスを考えるさいはAIに頼ることが難しく、ケアマネジャーが必要になってくるという意見がありました。
一方で、看護師とケアマネジャーを兼任するという意見もありました。ケアマネジャーとして感じることと、看護師として感じることは異なります。そのため、1人だと様々な立ち位置での見方ができるという意見もありました。
さらに訪問看護で精一杯な現状ですが、例えば一人当たりの総収入があがることができるならば、ケアマネジャーの立ち位置で看護師としての意見も翻訳できるのではないかという意見も伺うことができました。
結論として、支援者の質を上げるには、ご活用者にとって何が良くて何が悪いのか気づかなくてはいけません。しかし訪問看護の中には家族以上の支援をしてしまってる人がいます。例えば顧客を逃すまいと物を与えたりするなどです。または、サービス提供者の利益や快適さを求めてご活用者様が本当に必要としていることや希望をないがしろにしてしまうこともあります。しかし、本人がどうありたかったかは訪問してたらわかるのではないでしょうか。私たち訪問看護は、いわばご活用者様の城にうかがっています。そのためこちらの都合ではなく、ご活用者様の代弁者となるべきだと学びました。
一人一人がその立場でよく考えその人の人生を考え続ける、思考停止ではなく考えつづけることが大切だと学びました。AI化が進んでおりますが、そこが人間である私たちの強みだと思います。
ただ日々のルーティンの訪問看護を行うのでではなく他の人を巻き込んでいって支えていくことが大切です。「親を呼びたいまちづくり」をモットーに自分の親だったら?と考えて行動していきましょう!
自分たちの役割を今一度考え直し、自分たちができることをまっとうしていく必要があると学びました。
日々の訪問の振り返りができたとともに新しい刺激をうけ明日からの訪問も頑張ろう!と前向きになれた討論会でした。ひとつひとつの訪問を大切に、日本の未来を支えてることを忘れず勉強をやめることなく日々を過ごせていけたらと思います!

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