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訪問看護と訪問診療の違いとは?

訪問看護で働いていると訪問診療という言葉をよく耳にします。

「訪問看護と訪問診療って何が違うのか良く分からない…」そんな方のために今回は訪問看護と訪問診療について簡単に解説します。


訪問看護

訪問看護ステーションより看護師等が療養を必要とする方の自宅または施設に訪問することを言います。簡単にいうと定期的に医師が診察に行くか、看護師等が訪問しケアするかということになります。


訪問診療

週に1回や月に2回などと曜日などを固定し決まった日に施設や自宅などを訪問し、定期診療を行うことをいいます。日頃の健康状態をチェックしたり、内服を処方したり、定期的な検査を行ったりします。医師と看護師のペアで行くことが多いですが、施設等の場合、施設に看護師が在中している場合などは医師のみで行く場合もあります。


◇訪問看護と訪問診療を比較したメリットは?


訪問看護のメリット

看護師が訪問するため入浴介助や清拭などの清潔ケアやストーマ交換などの排泄ケアなどを行うことができます。ケアに必要な時間を前もってプランニングしてから訪問するため、焦ることなく対応することが可能です。

また、介護度により介護点数が決まっており、介護点数に合わせてケアや訪問回数、時間などが決定します。訪問回数は患者によって様々ですが、週に1回以上は訪問するようになります。その為、訪問看護の方が訪問診療と比べ訪問回数が多くなりやすいです。基本的に訪問看護を依頼する患者の場合、介護度が高く家族の負担も大きいため、訪問回数は家族と相談しながらですが、必然的に多くなります。訪問回数が多いと利用者さんの変化にも気づきやすいため、ちょっとした異常にも気がつく事が出来ます。訪問回数が増え、患者との関わりが多くなることで、訪問診療とは違い早期発見に繋がります。また、家族に関わる時間も多いため、家族にとって負担がかかっていないかなどにも気づきやすいです。



訪問診療のメリット

訪問診療は週に1回や月に2回などと訪問回数が決まっており、定期的に医師が訪問し診察してくれます。多くはクリニックの医師が行っている場合がほとんどですので、必要であれば採血などの検査や処方なども行います。定期的に訪問しているため、医師は患者の状態をよく理解されています。そのため、小さな変化にも気づきやすく、急変などにもすぐに気がつきます。また訪問診療では、急変時の場合医師がすぐに訪問し対応してくれる所もあります。しかし在宅の場合、急変したからといって処置できる物品がないため、結局は病院にいってもらう必要があります。また訪問医はクリニックとかけもちで行っている場合がほとんどなので、体調不良時にはそのクリニックを受診し検査を行ったりすることも可能です。異常があれば再度訪問したり、クリニックを受診してもらい、追加検査や診察を行ったりもします。









LEの訪問看護の特徴


LEは業界で唯一ジェネラリストの教育に力を入れています。LEが定義するジェネラリストとは地域専門職の事を言います。訪問では地域専門職としての視点が重要となります。

なぜなら、訪問先で専門職以外の知識が必要になる場面があるからです。

ご自宅に訪問するので最低限のマナーはもちろん、地域の方々と連携する際に必要なビジネススキル、ニーズをくみ取るコミュニケーション力など、病院ではあまり使う機会がなかった知識を持つことで訪問看護、リハビリが必要な方々にアピールすることができます。そして、それがきっかけで必要な訪問看護やリハビリを提供することに繋がると考えています。


訪問看護と訪問診療は、可能であれば両方活用することがベストです。



最後にLEでは、WEB座談会やステーション見学を行っています。

訪問看護・リハビリ以外の知識だけではなく、幅広く地域で活躍したい方はぜひ、ご参加ください。

「訪問看護に興味があるけど、不安。」、「訪問看護ってどうやって働いているの?」等様々な疑問に対して丁寧に答えさせていただきます。

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