Acerca de
LE 在宅・施設 訪問看護リハビリステーション
経堂支店
どんな疾患の方が多いですか?とよく聞かれますが、小児、神経難病、整形疾患、精神疾患、重症度としては軽度から中等度方が多いです。地域特性としては、介護に対しての理解も深めようとする連携会が多いですが、発起人は少ない印象です。なのでLEからどんどん積極的に動いていかなければと感じています。
店舗の雰囲気は、決めたことをやり切ろうとするスタッフが多く、店舗としてもしっかりとした雰囲気が強いですかね。年齢層は平均年齢29歳。看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、福祉用具相談員が在籍しており、LEの中でも大規模店舗と言えると思います。
スタッフの声
子育てと両立してLEで活躍する言語聴覚士
在宅で実際に働いてみて、病院との仕事や役割の違いは色々ありました。
病院では患者様の状態にあったアプローチをこちらから働きかけて、それを指導していきますが、在宅では全く通用しないんです。ご活用者様の生活環境の中で、その方やご家族の要望に寄り添うようにアプローチすることが一番の違いであり、大切なことでした。
また、他職種が関わっていても、ご活用者様の全身状態の把握が必要だったり、別居のご家族への連絡やケアマネージャー様、場合によって病院へ連絡することがあったり、病院よりも連携が多岐に渡ります。
訪問するにあたって工夫してることは、リハビリのプログラム内容について説明し、安心感を与えることやご本人様・ご家族様とコミュニケーションを十分に取ることです。リハビリのために訪問していますが、悩みや状態把握に努め、ご家族様の介護負担・ストレスの軽減も目指しています。
高次脳機能リハビリのため、机上で行える訓練課題は個人で数種類用意しています。
また、嚥下障害の方の場合は病院で嚥下検査を行われていることが多く食形態をあげる際や嚥下能力の確認の際は病院に嚥下検査を依頼する場合があります。
訪問リハビリをやっていてよかったことは様々ありますね。例えば、失語症や発声・構音障害の方は在宅でご家族や知人と一緒にいるからこそ、コミュニケーション能力がどんどん向上していき、退院後に明らかにイキイキとされてくるのでこちらもうれしくなります。
嚥下障害の方でもリハビリやご家族の工夫により慣れている好きな味を食べれるようになると感激してくださいます。
その喜びをご本人様・ご家族様と家で一緒に体感できるのは在宅だけだと思います。
実はLEに言語聴覚士が在籍していることが地域の方に知られていない時期がありました。
入職してすぐ、私は訪問件数が少なかったので、「顔出しコミュニケーション」と呼んでいる事業所のケアマネージャー様へ挨拶に伺うことはもちろんしましたが、それだけでなくLEの他職種とコミュニケーションを取ることで評価という形で訪問に行くことが増え、地域の方々と連携を取る機会が増え、認知度が増したと思っています。
地域の方々にアピールをし続けていった結果、今では依頼を多数いただけるようになりました。その中で大変なことは、LEのスタッフ数の中で多いとは言えないSTスタッフとしての責任ですかね。どんな仕事でも責任はありますが(笑)。
STスタッフが多くなくて良かったことは、所属ステーション以外での事業所で休憩を取ることも多く、他のステーションのスタッフとも仲良くなれ、色々な情報も得やすいことですね。
在宅を志す言語聴覚士にとって、リスクとなる嚥下訓練も行っています。
重度~軽度の嚥下障害の方を担当させていただいていますが間接訓練・直接訓練・吸引と訪問中も結構忙しいです。
でも、社内研修で看護師である代表から吸引講習を受けて、訪問中に自分で吸引が行えることや訪問リハビリですがご活用者様とスタッフの1対1ではなく、ご活用者様のご家族が傍で見守り・介助が可能な場合がほとんどです。
それに、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を行ってもらえるケースもあり飲み込みに不安のあるご活用者様についてはDrやケアマネージャー、関わっているスタッフみんなで全身状態の観察をしているし、報告・連絡はこちらからもなるべくマメに行って情報の共有をしているのでリスクは最小限に抑えられていると思います。
LEは仕事の場ですが、みんなで談笑したり、お菓子を食べたり楽しい場所です。私は、まだ未就学児の子供がおり、現在妊娠中ですが管理者やリーダー、他のスタッフに助けてもらえて本当にありがたい職場だと思っています。
できるだけ在宅で過ごしていきたいと思っている方たちを支えていく訪問看護・リハビリはご本人様・ご家族にとってとても重要な場であると4年間勤務して改めて思いました。
病院勤務時代とは異なり、状態の把握が必要不可欠であること・1人1人とじっくり向き合うことの重要性・個性を尊重することなど、まだまだ学ぶことが多いですが、訪問リハビリの仕事につけてよかったと思っています。一緒に頑張る仲間がこれからますます増えていくと思うので、私ももっと頑張ります。