リハビリ日記

Vol.43 フカボリ!『訪問リハビリ実習ってぶっちゃけどうなの?!バイザーに聞いてみました!・前編』

2019.4.8

輝いているLE社員に直撃インタビューするその名もフカボリ!!

前回までは、学生時代に訪問リハビリの現場での実習経験がある大井町支店 理学療法士江森さんへインタビューを行い、「訪問リハビリの実習で得られるもの」というテーマでお送りしました。https://www.lovei.co.jp/staff-blog/12313.html

翻って、訪問リハビリ実習のバイザーにも話を聞いてみよう!ということで、今回深掘られるのは、LE在宅・施設 訪問看護リハビリステーション(以下LE)学芸大学支店作業療法士 坂井 暁!

実はLEでも訪問リハビリ実習生を受け入れており、坂井さんも昨年、そのうちの一人を担当したバイザーです。

今回は当時の経験を基に、訪問リハビリの実習生に求められる振る舞いや、身に着けてほしい能力について深掘りしていきたいと思います。

では今回も、レッツ、フカボリ!!

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本田:今回で通算3人目のフカボラレヤーということで、坂井さんよろしくお願いします!

坂井:は、はい。よろしくお願いします…。(フカボラレヤー…?)

さっそく、キョトンです!

本田:坂井さんは前回LEで訪問リハビリの実習生を受け入れたときにバイザーを経験されたそうで、その時の話を深掘りさせていただきます。

坂井:分かりました。

〇訪問リハビリ実習生、基本の「き」

本田:まずは訪問リハビリ実習生が実習開始から気を付けておくべきことについてお聞きしたいと思います。坂井さんが実習生に押さえておいてほしいのは、どういったことでしょうか?

坂井:LEの基本方針として、「訪問看護・リハビリの資格は人として受け入れられてこそ価値を発揮する」というものがありますが、まずは実習生のみなさんにもそれを意識していただきたいですね。

本田:なるほど。その考えを意識したうえで、具体的にどのような振る舞いをしたら良いのでしょうか?

坂井:まず前提として、病院と違ってご活用者様(LEでの患者様、利用者様の呼び方)のテリトリーであるご自宅に一緒にあがらせてもらうので、病院実習よりも礼儀作法やパーソナルスペースを意識して関われるかということが大切だと思っています。すごく基本的なことですが、しっかり相手の目を見て、相手に聞こえる声で、名前や見学をさせてほしいということを伝えられればいいんじゃないかと思います。あと、体に触る前にはまず声をかけてから触るとか、本当に基本的なことですね。もし出来ていないことがあれば、指導して改善がみられるかを見ていました。

本田:指導した学生さんはどうでしたか?

坂井:わりと人見知りをしないタイプの学生さんだったので、ご活用者様との距離感が近くなりすぎてしまうところがありましたね。話すときの言葉選びや話しかけ方にそれが出ていました。他のスタッフも同じことを思っていたみたいでしたね。その学生さんの課題だなと思って、注意してみていました。

本田:な、なるほど。(学生の時「近い!」って僕もよく言われてたな…。)

やべ。今後も距離感には気を付けます。

本田:まぁ、自分がどんな風に見られているのかを知っておくのは、学生さんにとって良いことですよね。客観的に見て、ちょっと人との距離が近すぎる時があることを知ってもらえば次から改善できるし。

坂井:そうですね。とても明るくて愛想のいい子だったので、最初に誤解されてしまうともったいないなと思ったのでそこはしっかりと指導しました。

〇なかなかケースの方と会えない訪問リハビリ実習。効果的な実習の方法とは?

本田:さて、前回の江森さんの記事ではレポートの作成に苦労した話が出てきましたが、LEの実習でもレポートは作ってもらいましたか?

坂井:作ってもらいました。ただ、ケースの患者さんには私が週1回しか訪問していなくて、学生さんがご活用者様の評価や治療を行う時間が全然取れないので、私の治療の様子を見て評価してもらったり、訪問時間の中で少しだけ検査や評価の時間を取って行ってもらったりしました。

本田:やっぱり訪問中にしっかり評価の時間をとるのは難しいんですね…!学生さんはどうすればいいか分からなくて困惑していたんじゃないですか?

坂井:確かに、週に1回しかケースの方にお会いできないというのはデメリットでもあるんですが、逆に考えれば次にお会いするまでに色々と考える時間が1週間あるというメリットでもあると思うんです

全てはどうとらえるか次第!

本田:なるほど!そういう捉え方だと前向きに考えられますね。では実際にどんな風に実習を進めていったんでしょうか?

坂井:まずはケースの方のお話をまずしっかり聞いてどんな生活がしたいか?ということや、どんな願望を叶えたいか?ということを軸に目標を立てました。そして、目標を達成するためにどんな機能が必要か、その評価は何を行うべきかということを時間をかけて学生さんと話し合っていきましたね。もちろん、学生さんが考えるだけでは足りない部分も色々あったので、私も一緒に考えながら指導していました。

本田:限られた時間で行うとなると、トップダウンで評価をするしかないですよね。では、考えた評価を実際に行った時はどうでしたか?

坂井:それが、検査や評価の方法をしっかり調べてきていても、実際の訪問時間ではスムーズにできなくて、うまく評価できないこともありました。

本田:僕も実習の時めちゃくちゃ手際悪かったので、分かるなあ…。そんな時どんなフィードバックをしていたんですか?

坂井:うまく出来なかった評価を事前に練習出来ていたかを振り返ってもらったり、次までの1週間をどう過ごすべきかを考えてもらうようにしました。ケースの方以外にも、同じような評価をさせてもらえる方はいないか探して練習しておけば、評価をスムーズに進められますし、訪問リハビリのセラピストがどんな評価をして、どんなリハを行っているかのバリエーションを複数知っているだけでも、その後の同行の時に出来ることは増えると思うんです。

本田:その時の学生さんの反応はどうでした?

坂井:「あ~!そうなんですね!やってみます~!」みたいな感じでしたね(笑)私の受け持った学生さんは、私が「やってみて!」と言ったことに対して、臆せずに前向きに取り組んでくれて、その姿勢は高く評価していました。訪問同行の経験を、しっかり次に活かせていたんじゃないかなと思います。実習後半は時間の使い方が上手になっていましたから。

〇実習の現場で求められる、学生の「自主性」、バイザーの「伴走力」

本田:今回坂井さんが受け持った学生さんはすごい陽キャラ(明るい朗らかな性格の人)だったみたいですけど、僕なんかはもともと言われたことに対して考えこんじゃってすぐ動けないタイプだし、検査とか評価の手際も悪いし、実習中はバイザーの先生や他の先生にも自分から全然話しかけられなかったんですけど、こんな僕みたいな人間でも訪問リハビリの実習に行って良いんでしょうか?


(坂井:コイツよく実習受かったな…)

坂井:でもその学生さんも、「次のときまでに練習したい」って学生さんの方から言ってきたわけじゃないですよ。自主性が大事ってことはみんな分かっていると思いますけど、なかなか自分から言うのは難しいんですよね。本田さんみたいに。

本田:はい…。

学生のように真剣に話を聞くインタビュアーの顔

坂井:スムーズに実習を進めるための方法論として、最初にケースの方に対して、最低限こういう評価をやりますとか、実習中はこういうスケジュールで動きますってことを先に話し合っておいて、それが1日や1週間単位で出来たか、出来なかったかを振り返るとフィードバックしやすいですよね

本田:確かに!LEの訪問実習はずっとバイザーについているわけじゃなくて、ほかのセラピストや看護師さんの訪問を見学したりもしますからね。ちゃんとスケジュールが決まっているとやりやすいと思います!

坂井:スケジュールの進捗を確認しながらじっくりとフィードバックして、学生さんが「何が出来るか・出来ないか」「何が分かるか分からないか」をしっかり見極めます。そうするとその後の指導がしやすくなりますから。だから、学生さんに求められる自主性ってしっかり報・連・相することだと思います。背伸びせず、知ったかぶらずに正直に自分から伝えること。だから、性格が明るいか暗いかは特に気にする必要ないですよ(笑)

最高の笑顔でフォローしてくれます!

本田:でも自分から話しかけて何か伝えるのって怖かったな…。言っていることが間違っていたり、知らないことがあったりしたら評価が下がると思ってしまって…。

坂井:そうですね…。

坂井(この人、完全に自分が知りたいこと聞いているな。。。)

坂井:私も自主性や積極性を学生さんに求めますけど、話しかけやすい雰囲気づくりや実習生と一緒に悩み、考えるような「伴走する」姿勢はバイザーに求められる事だと思います。学生なんだから間違ったり、知らないことがあるのが当然ですから。それをバイザーが把握したうえで、なにを学んでもらうか考えて一緒にゴールまで走る姿勢が大事だと思います。

本田:めちゃくちゃ優しい…!坂井さんがバイザーだったら僕も積極的に話かけられたかも!その優しさにちなんでパブロン坂井と呼んでもいいですか?

坂井:ダメです。(キッパリ)

さて、今回のフカボリはここまで!次回インタビュー後編は訪問リハビリの実習でバイザーは学生さんにどんなことを学んでほしいのか?についてフカボリしていきます!

次回も要チェケラ!!





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