LEで、「言語聴覚士」として地域での認知度を広めていただいた谷地STに
在宅での「言語聴覚士」の仕事や、役割についてお話しをお聴きしていきます。

Q:在宅で実際に働いてみて、病院との仕事や役割の違いはなんでしたか?

A:病院では患者様の状態にあったアプローチをこちらから働きかけてそれを指導していきますが、在宅では全く通用しないんです。ご活用者様の生活環境の中でその方やご家族の要望に寄り添うようにアプローチすることが大切です。

また、他職種が関わっていてもご活用者様の全身状態の把握が必要だったり、別居のご家族への連絡やケアマネージャー様、場合によって病院へ連絡することもあり病院より連携が多岐に渡ります。

Q:在宅に訪問するにあたって、工夫してることは?

A:リハビリのプログラム内容について説明し、安心感を与えることやご本人様・ご家族様とコミュニケーションを十分に取りリハビリの為に訪問していますが、悩みや状態把握に努め介護負担・ストレスの軽減を目指しています。
高次脳機能リハビリのため、机上で行える訓練課題は個人で数種類用意しています。

また、嚥下障害の方の場合は病院で嚥下検査を行われていることが多く食形態をあげる際や嚥下能力の確認の際は病院に嚥下検査を依頼する場合があります。

Q:在宅にきてよかった事はなんでしょう?エピソードも踏まえて教えてください。

A:失語症や発声・構音障害の方は在宅でご家族や知人と一緒にいるからこそコミュニケーション能力はどんどん向上していき、退院後に明らかにイキイキとされてくるのでこちらもうれしくなります。

嚥下障害の方でもリハビリやご家族の工夫により慣れている好きな味を食べれるようになると感激してくださいます。
その喜びをご本人様・ご家族様と家で一緒に体感できるのは在宅だけだと思います。

Q:最初、LEに言語聴覚士が在籍している事が地域の方にまだ知られていませんでし
たが、どういうアピールで地域の方に知っていただけましたか?

A:営業さんたちが営業中に「ST」がいるって言ってくれていたことは大きいと思います。
私は件数がはじめ少なかったので、事業所のケアマネージャー様へ挨拶に伺うことはもちろんしましたが、LEの他職種とコミュニケーションを取ることで評価という形で訪問に行くことが増え、地域の方々と連携を取る機会が増えたことで認知度が増したと思っています。


Q:地域の方々にアピールをし続けていった結果、今では依頼を多数いただけるようになりましたが、その中で、大変だった事、やって良かった事を教えてください。

A:大変なことは、どんな仕事もそうですが、責任ですかね。
良かったことは、自由が丘ステーション所属ですが、用賀や田園調布の事業所で休憩を取ることも多く他のステーションのスタッフとも仲良くなれ、色々な情報も得やすいことですね。

Q:在宅を志す言語聴覚士にとって、リスクとなる嚥下訓練も行っていますね?

A:重度~軽度の嚥下障害の方を担当させていただいていますが間接訓練・直接訓練・吸引と訪問中も結構忙しいです。
でも、社内研修で看護師である代表から吸引講習を受けて、訪問中に自分で吸引が行えることや訪問リハビリですがご活用者様とスタッフの1対1ではなく、ご活用者様のご家族が傍で見守り・介助が可能な場合がほとんどです。

それに、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を行ってもらえるケースもあり飲み込みに不安のあるご活用者様についてはDrやケアマネージャー、関わっているスタッフみんなで全身状態の観察をしているし、報告・連絡はこちらからもなるべくマメに行って情報の共有をしているのでリスクは最小限に抑えられていると思います。

Q:LEはどんなステーションですか?

A:仕事の場ですが、みんなで談笑したり、お菓子食べたり楽しい場所です。あとは、まだ未就学児の子供がいたり現在妊娠中ですが管理者やリーダー、他のスタッフに助けてもらえて本当にありがたい職場だと思っています。

Q:最期に一言

A:できるだけ在宅で過ごしていきたいと思っている方たちを支えていく訪問看護・リハビリはご本人様・ご家族にとってとても重要な場であると2年間勤務して改めて思いました。

病院勤務時代とは異なり、状態の把握が必要不可欠であること・1人1人とじっくり向き合うことの重要性・個性を尊重すること等まだまだ学ぶことが多いですが、訪問リハビリの仕事につけてよかったと思っています。

在宅言語聴覚士の「挑戦」を語ってくれた谷地 ST。
在宅を毛嫌いする ST が多い中、本当に地域の事を考え、ひたむきに街づくりをしていると思いました。これからの言語聴覚士の働くフィールドは「在宅!」と思わしてくれた一面でした。

これからも LE での活躍も期待しています!本日は貴重な意見をありがとうございました!

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