リハビリ日記

Vol.36 なぜこんなにも在宅なのか

2017.12.6

LEリハビリスタッフによるスピンオフブログ企画。
今回は11月より新宿WEST支店のチーフに任命になった渡邉によるコラムです。臨床経験14年目にして常に真摯にあらゆることを学ぼうとし続けるその姿勢の原動力とは?

「何故、訪問なのか?」

「これからのリハビリは、専門性重視になるけど、渡邉君には全領域を守備範囲に出 
来て、患者さんを守れるような理学療法士になって欲しい」

これは、一番始めに努めた病院の科長に言われた言葉でした。学生の時に行った実習先の先生方からは、「ある分野に特化した知識と技術を身につけないと今後はやっていけない」と言われていたので、疑問ばかりが残りました。
その病院では、2年目から訪問へも出させて頂いていましたが、私は全体像を把握した上でのリハをする事も無く、ただ単に身体機能向上のみに特化したサービスを提供していました。
その頃の私は、急性期、回復期のリハこそ理学療法士の醍醐味と考えていたので、いかにして身体機能を向上させ退院して頂くか?にばかり注視し、その後にある生活については考えが及んでいませんでした。

 しかし、2年目を終わりに迎える頃にある入院患者様と出会います。脳梗塞を3回発症し、糖尿病の悪化により非麻痺側の大腿切断をした方でした。その患者様は、一生懸命リハをして下さり、在宅復帰をされましたが、約5ヶ月後に4回目の脳梗塞を発症され再度入院をされてきました。私の中では、「何故あんなに頑張ったのにまた…」という思いでいっぱいでした。4回目は重篤なもので、寝たきりとなってしまい、そのまま維持期の病院へと転院されました。私は、どうしたら再入院を防げたのか?を考えていました。いくら病院で良いリハをしても、その後の生活を守れないようではダメだと感じました。その為には、どうしたらいいのか?考えた挙句、科長の言葉が脳裏をよぎります。

「全領域を守備範囲に…。」

身体機能向上を目的としたリハもとても重要ですが、その後の生活を守る為にいかにして自分が関われるのか?を考え、行きついたのは訪問リハでした。それは、そのご活用者様のニーズやホープをいかにして守り、入院しないように生活を守っていくというものだと感じました。その為の知識と技術が明らかに足りていなかったので、経験10年目までは色々な病院で学び、自分の修業期間と考えました。
 現在、14年目を迎えLEで訪問リハに従事していますが、まだまだ足りない所だらけです。

各疾患における新しい知識や技術の習得はもちろんですが、包括的なリハを提供する為に、「他職種との密な連携をする為にはどうしたら良いか?」、「様々な地域サービスの紹介」や「制度情報の把握」など勉強する事は多岐に渡ります。しかしご活用者様が安心して生活して頂けるのであれば、よりよいサービスを提供する為に努力は必須と思います。

「全領域を守備範囲に…。」

これは、私の理学療法士人生においてのテーマであり目標でもあります。私の介入で、ご活用者様やご家族が少しでも笑顔になれ、安心して暮らして頂けるようにしていければと思います。


渡邉 裕司
理学療法士
新宿WEST支店
新宿WESTの急成長を支えた実力派のひとり。その豊富な経験と優しい人柄でわずか8ヶ月で役職者に抜擢される。任命後も起こること全てを学びに変えている。最初の役職者会議の参加時にはそのスタイルの良さから、思わず数人の男性役職者が自分のおなか周りを見直す決心をしたという逸話が。




【飛び込んでみませんか?訪問リハビリへ】

仲間を集めています!毎月第1火曜日、第3金曜日に座談会を開催しております。
リハビリ学生限定の座談会も不定期に開催しています!詳しくはセミナーページをご覧ください。
訪問リハビリ・看護に興味のある方、就職、転職を考えている方お気軽にご参加ください

  • LE座談会
  • LEリハビリ学生限定座談会

2017.11.20 Vol.35 LEまちづくりFestival 2017を経験し、気づき、手に入れたもの


2017.10.30 vol.34 訪問リハビリの魅力は○○!そして安心して過ごして頂くために大切にしていること


2017.10.15 vol.33 地域専門職として技術はもちろん、『それ以外の身に付けるべき必須スキル』を学んだスタッフの話


2017.10.10 ★PR★セラピストの方へ!LEプレミアムセミナーのお知らせ~あの山嵜先生の講演を生で聴けるチャンス!~


2017.10.6 Vol.32 責任ある仕事を任されよう。そうして気づけるものがあるから。